出展内容
バンプレコーダー株式会社は「段差ビッグデータで日本の防災シーン、世界の道路情報を変える」をスローガンに、地方自治体の道路管理者や、道路舗装工事会社に向けて、道路維持管理に資するデータ提供、サービス提供を行っています。
走行中の車両の振動データをスマートフォンに内蔵された加速度センサー、ジャイロセンサー、GPSなどを用いて収集し、データ解析により路面性状(路面の凹凸やひび割れ等の状態)を判定し、結果をWeb地図に表示します。
専用の車両や機器ではなく、汎用の車両とスマートフォンでこれを実現するには、車種や機種の違いによる特性のばらつきを考慮して解析する必要があります。しかし、車両の特性(ショックアブソーバーの硬さなど)や、スマートフォンに内蔵されたセンサーの特性(サンプリング周波数や、レンジ幅など)はスペックシートに載っていません。載っていたとしても、すべての型式を網羅することはできません。網羅できたとしても計測前に型式を指定することは手間ですし、入力ミスもありえます。バンプレコーダー株式会社では、計測データをもとにこれら特性値を自動的把握することで、手間を減らし入力ミスを防ぐとともに、適切なデータ処理につなげています。
これまで路面性状の測定は専門家が行っていました。計測が手軽になったことで、これからは誰でも測定でき、クラウドソーシングによりビッグデータが形成できます。これにより迅速で網羅的な情報提供が可能となります。